Construction column
施工管理から転職|発注者支援でワークライフバランスを実現
「子どもの寝顔しか見られない」「休みが少なく家族との時間がない」――
そんな悩みを抱える施工管理技術者は少なくありません。
2024年4月の“時間外労働上限規制”の導入で、建設業界の働き方は大きな転換期を迎えています。
本記事では、このタイミングをチャンスと捉え、施工管理から発注者支援業務へキャリアチェンジすることで、ワークライフバランス(WLB)を実現する方法を紹介します。
長時間労働が続く建設業界の現状
建設業界では、全産業平均より年間労働時間が約68時間も長く、休日も「4週6休」が最多という厳しい実態があります。多くの施工管理者が家族時間を犠牲にして働いており、特に30~40代の家庭を持つ技術者にとっては「仕事か家庭か」という選択を迫られる状況にあります。
2024年問題がもたらす変化
2024年4月から、建設業にも罰則付きの時間外労働上限規制が適用されました。これにより、月45時間・年360時間を超える残業は原則禁止となり、企業は働き方改革を避けられません。この流れの中で、「現場を離れても建設技術を活かせる働き方」として、発注者支援業務が注目されています。
発注者支援業務で叶うワークライフバランス
発注者支援業務は、現場を直接管理する施工管理とは異なり、国や自治体などの発注者を支援する立場。業務はデスクワーク中心で、残業や休日出勤も少なく、年間休日120日以上を確保できる職場も多くあります。経験や資格を活かしながら、安定した環境でキャリアを継続できる点が魅力です。
キャリアチェンジの価値
施工管理で培った現場知識・調整力・報告書作成スキルは、発注者支援業務でも高く評価されます。年収を維持しながら、家庭との両立を実現できる選択肢として、多くの技術者が関心を寄せています。
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